2日目は早朝から探索開始。しかし…鳥が全く啼いていない。どうしたことか。標高が高いので夏鳥にとっては寒すぎるのだろうか。一周してみたが結局シャッターは押せず仕舞い。こんなことならもっと寝ていれば良かった。
朝食を食べ気を取り直して再度探索に向かう。昨日カワガラスやコマドリを見たポイントでしばらく粘ってみるが、あまり期待できそうにない。昨日よりは天気がよいのが救いだ。
場所を移動しルリビタキが見られたポイントに向かう。
ウグイスやゴジュウカラを撮って肩ならしならぬ指ならしをしてみる。
ゴジュウカラがさえずっているシーンには意外とお目にかかれないと思う。
そうこうしているうちに、またまたルリビタキが登場。
アオジやウグイスに混じってムシクイらしき鳥も現れたが、すばしっこくてなかなか思うように撮れない。細かな枝があって鳥にピントが微妙に合わずAF泣かせだ。
ウグイスだろうか。針葉樹から顔を出してくれた。
ヒガラが近くに来てなかなかかわいい仕草をしてくれた。
ちょうどルリビタキの撮影に興じていた時、後ろの池で事件が起こっていた。
一人離れて遊んでいた妻が何とクロテンらしき四つ足を発見。どうやら池にやって来て魚を捕っていたようだ。慌ててそちらに駆けつけたが池を泳いで逃げていく後ろ姿しか見えない。それでもカメラで追いながら何枚かシャッターを切った。全身真っ黒で、確かに姿はテンに似ているが色合いが全く違う。クロテンは北海道にしかいないはずだし、夜行性なのであまり日中は見られないだろう。いろいろ考えたあげくこれはミンクではないか?という結論に達しスマホで確認してみたら、果たしてミンクだった。こんな所に繁殖しているとは驚きだし、初めて見るミンクにかなり興奮した。
一応、証拠写真がこれ。
ミンク登場というサプライズがあったおかげで印象の濃い鳥見となったが、全体的には鳥影が薄く種類もそれほど多くないので期待したほどではなかったけれど、戸隠とは違った鳥相で時期をずらせば楽しめるような気がする。確実に来年の候補にはなると思う。