定番ではあるが、以前より気になっていた関宿城と富士山のコラボを撮りに出かけた。場所は茨城県の境町の利根川の土手である。
富士山と絡めた写真はたくさんあるけれど、和風な雰囲気の写真は意外と少ないようだ。しかも夜景となるとかなり難しい。よく見かけるのは富士吉田市の浅間神社の塔と富士山のコラボである。しかし浅間神社は関宿城のようにライトアップはしていないので、あくまで昼間の撮影となる。
ここは富士山まで少し距離があるので、かなり空気が澄んでいないと綺麗な写真は望めない。たまたま前日に近くを通り、風が強く空気が澄んでいたのでこれはチャンスとばかりに出かけたのだった。
月曜日は博物館が休みのため、通常城のライトアップはしていないとHPには書いてあったので心配していたのだが、冬場のサービスなのだろう、しっかりとライトアップしてくれて助かった。
この日は特に夕焼けが綺麗で、橙色に染まった空と富士山やお城の姿がよくマッチして、いつまでも美しい情景に見とれていた。これほど見事な夕焼けを見るのはいつ以来だろう。 ギャラリーは15人ほどいただろうか。皆、思い思いに無言でシャッターを切っていた。
ライトアップは約30分間だった。ライトが消えた後の余韻も素敵で、土手から降りたところでもう一枚撮ってみた。
境町は距離的いは近いが、高速道路を使うと行きにくい。結局一般道を通ったため思いの外時間がかかってしまったけれど、良い写真が撮れれば言うことなしである。