三日目は当初の予定どおり、繁殖中のハヤブサ見物である。朝食前に宿の近くを探鳥してみる。ここで思わぬ出会いが待っていた。何気なく双眼鏡片手に散策していると、何やらセキレイのような鳥が目の前の木にひらひらと舞い降りた。よく見てみるとサンショウクイであった。しかもペアである。急いで車からカメラを引っ張り出して手持ちで撮影。サンショウクイが自分と同じ目線で撮れることは少なくとも今までの経験上滅多にない。
メスは枝被りだが、証拠写真ということでご勘弁。
その後、とても美味しい朝食をいただき山を降り目的地に向かう。天気はすこぶる良く、5月にしてはやけに強烈な日差しのもと撮影開始。雛は昨年よりは成長が遅いようだ。あまりの暑さに辟易しながら、時折目の前を飛ぶハヤブサを狙って待つ。
元気良く育って無事に巣立ってくれるといいのだが。夕方になって風も出てきたのでそろそろお開きに。
どうせこのまま帰っても渋滞にはまるだけ。ならばと、以前から気になっていたポイントで夜景を撮って帰ろうということになった。