6月というのに都会でも結構寒く、衣替えの季節とはいえ半袖にする勇気が出ない。でもそれは歳のせいもあるかもしれない。昔に比べ明らかに発汗量は減っているような気がするし暑さの感じ方も鈍くなっている気がする。このまま枯れていくのであろうか(笑)
閑話休題。天気予報では高原方面は天気が良さそうだったので夜行日帰りで長野の高原に出かけてみた。予想に反しかなり肌寒い。天気も薄曇りで風が冷たく、加えて朝から鼻水が止まらない。
高原に入りまず出迎えてくれたのがノビタキ夫婦。まだペアになって新居を構えたばかりの雰囲気。そこかしこで見られた。
畑のあぜ道を流していると、デコイのようなジシギを見つけた。しばらく観察していると「ズビーヤク、ズビーヤク」と鳴き出して、オオジシギだと判明。ディスプレイまで見せてくれれば嬉しいのだがそれは叶わなかった。
高原と言えばホオアカを忘れてはいけない。2個体以上はいたが、かなり距離があって撮影は厳しかったので記念写真程度に。ついでにホオジロも元気よくさえずっていた。
しばらく人のいない外れの畑で車から観察していると、ヒバリやノビタキ、イワツバメの乱舞などが見られ見ていて飽きない。イワツバメは車の中からだったのでとても追えずボケボケだが、一応記録として。
ノビタキの雌も近くにやって来てポーズをとってくれた。
高原と言えば杜鵑類や赤いモズなども期待したのだがそれは次回に持ち越しとなった。実は今回の狙いはアカモズ探しだった。毎年探しているがなかなか出会えない鳥の一つである。今回も残念ながら成果はなかった。う〜ん、いつかは見てみたい。
「ちょっと、あんた、赤い子見かけなかった?」
「ぎちぎちぎち、この辺じゃ見かけないなぁ、ぎち」
撮影は物足りないが、かなりの種類が見られ鳥影はかなり濃かった。全部で20種以上は確認できただろうか。もう一度機会があれば訪れたいところである。
最後にノビタキのいる風景を。