9月24日(土)午前中にオオチドリを撮り、午後から仕事をして23時くらいに帰宅。すぐに風呂と食事を済まして今度は白樺峠へ向かう。かなりのハードスケジュールに体はへとへと。しかし鳥は待ってくれない。
今年は9月の中旬に台風等で天候が悪く、鷹の出も例年よりもかなり少なめだった。久しぶりに晴れる土曜がピークになるとは分かっていたが仕事の都合でどうしても行けない。多少少なくなっても日曜なら少しは見られるだろう、と急いで中央高を走った。到着は日曜の10時半ころ。前日は5千羽を超える渡りがあり今日は在庫処分といった雰囲気。ほとんどの人が昨日のピークを見ているので余裕の表情。今日は午前9時くらいまでは結構出ていたとのこと。まぁ仕方がない。とりあえずカメラをセットして待ってみる。昨日はかなり寒かったらしいが今日はそれほどでもない。時折秋の山らしい風がふき、天気は曇ったり晴れたり落ち着きがない。鷹の出もよくなくて何回か鷹柱は見られたけれど、ほとんどの鳥が遠い。
たまに近づいてくる鷹を狙ってレンズを向けるが…思うようには近づいてこない。
そうこうしているうちに3時を過ぎ、連休で堪能した人たちはもう満足といった表情で三々五々帰っていく。
とそこへ一羽のハチクマが近づいて来た。あわててカメラを担ぎファインダーを覗く。ピントがなかなか合わない。直線的にこちらに向かってくる…
至近距離まで来て目の前で急旋回してくれた…
今回は本当にこれだけしか収穫がなかった。
翌日、あまり期待できないにも関わらず「天気が悪い方が低く飛んでいいんだ」と自分を慰めつつ峠に急いだ。早朝の峠は雲海が見られ鳥を見るにはよくないが、風景としては墨絵のような山並みが綺麗で思わずシャッターを切る。
午後1時まで粘ってみたものの鷹そのものの数が少なく、一面の雲はついに晴れることはなかった。また来年だね。昨日のハチクマ君に感謝しつつ帰途についた。
★NIKON D700+Nikkor500mmVR2 写真はトリミングしています。
★風景はPENTAX K-5+FA31mmF1.8limited