田んぼのシギやチドリも一段落してしまったので、日帰りで高原の鳥を楽しむことにした。
近年、高速道路の渋滞がひどくなる一方で遠出するには結構勇気がいる。それに天気も近頃は不安定なので、前日まで天気予報とにらめっこで強行することになった。
今年は全体的に1週間ばかり季節がずれているようで、標高1000メートルを超すとまだ木々の若葉も思ったよりも少ない。都会では半袖でも汗ばむ陽気が薄い長袖でもちょっと肌寒い。それでも天気がいいと爽やかな高原の風が吹き渡り、森林浴と相まって本当に気持ちいい。
農道をゆっくり車を走らせていると何やら大きめの鳥が目の前の木に入るのが見えた。双眼鏡で確認するとオオルリだった。
オオルリは久しぶりの撮影だった。いつもはこの時期には高いところでさえずっていることが多く撮りにくいのだが。
青の次は赤ということで。アカハラの登場。一応記念に。
5月の高原は、たとえ鳥があまりいなくても、さわやかで気持ちよく、自然のエネルギーに満ちていて、都会生活の疲れを癒してくれるゆりかごのような存在だ。