冬鳥シーズンに突入してから、まだちゃんと鳥をみていない気がする。正月に日帰りでフクロウ探しに行ったけれど全く収穫のないまま帰ってきて悶々と過ごすうちにはや2月。冬は夜景シーズンでもあり、そちらも気になったりしていろいろ忙しいのだが、やはり鳥も見ておきたい。ネットではコクガンの情報もあり、前からシノリガモを見たいと思っていたこともあって、カモメの聖地に向かった。
今日はとても暖かく、小春日和を通り過ぎて4月並みの気温で、天気予報では晴れになっていたが、朝から霧が立ちこめる変な天気だ。霧が晴れることを祈って少し遅めに出発。
今日は平日なのでカモメたちは大忙しだ。いつもなら堤防の上に所狭しと羽を休めているのだが、今日は入港して来た漁船を大勢で取り囲み、さながらヒッチコック状態。大漁旗があればとても絵になる光景だ。ほとんどがウミネコだが、その中にカモメが何羽か混じっていた。
自分のHNがうみねこなので一応自分撮りをしてみる。特にウミネコが好きでHNにしている訳ではないが、まあ、とりあえず。あまりにも近すぎて画面からはみ出しそうだ。
貴婦人のようなユリカモメ。平安時代に都鳥と言われた鳥は、この鳥だったそうだがカモメの中ではスマートで好きだ。
かなり遠くの堤防に何やら覆面レスラーのようなシノリガモを見つけた。遠かったのでこれ以上大きくはできないが、一応証拠写真。
コクガンを探して、海岸線をところどころ覗いてみるが見つからない。午後は場所を変えて別の漁港に行ってみたが、ここでも鳥は少なく期待はずれだ。意気消沈していたからか、慰めにイソヒヨドリがポーズをとってくれた。
湾内にはスズガモやカンムリカイツブリが羽を休めていた。他のカイツブリ類は見当たらない。
目を転じて外海を見てみると、遠くにクロガモらしき鳥が数羽浮かんでいる。きちんと探せばアラナミやビロードもいたかも知れない。結構波は荒く、双眼鏡ではよくわからない。
ぽかぽか陽気の春の海を感じての鳥見は気分爽快だった。これでお目当ての鳥が見られたら最高だったのだが、なかなかそううまくいかないところがバードウォッチングの奥深さでもあるのだろう。