今年は台風が多く天候が安定せず、恒例の鷹見も田んぼのシギチも結局思うように見られなかった。10月に入り、やっと休みと好天が重なったので、いそいそと出かけたのだった。
まずは千葉茨城の田んぼをチェックしてみる。ジシギや渡りのシギたちが見られるかと期待したのだが、なかなか見つからない。わずかにコチドリらしき群れを見ただけである。いるところにはいるのだろうが、休耕田もなく広大な農耕地帯を一人で探すのはほとんど不可能だ。早々に諦めて風土記の丘に向かう。
秋の鳥というと何が思い浮かぶであろうか。特に10月は自分の中ではエゾビタキが一番に浮かぶ。

この日は10月にもかかわらず真夏の陽気だったため、秋らしさを全く感じない。それでも季節は確実に秋に向かっていく。熱い風の中に、ほんの微かだが秋の気配を感じたのだった。